大切なものは失ってから気が付くもの(ラウド隊長)
【いなくなってから気がついた】【99点】【矛盾した感情と言動】
妹の目を治すため、ここまでやってきた。
少年兵の子守をさせられ、一時はどうなることかと思ったがここまでは99点。こいつを刺せば100点だ。
夕陽を眺めて矛盾した感情と言動に目を背ける。
頼れるものがいなくなって、妹の手を引いて逃げる時に気が付いた。望んだものは彼女の笑顔だった。
一心同体(フリック×オデッサ)
貴方はフリックで『一心同体』をお題にして140文字SSを書いてください。
彼女の志は一人の少年に託された。
少年を中心に108の星が集う。星を照らすは一つの太陽。
その光は行き先を照らし、優しく周囲を暖め、情熱の炎を燃やし、何よりも眩しい笑顔を向けてくれた。
ここが正念場だ。太陽の名を冠した剣を掲げる。
「我が剣オデッサにかけて、
ここは 通さんぞ!」
ねえ、どれにする?(ブラックマン)
「ねぇ、どれにする?」
目の前の夫婦は抱きかかえた赤子をそっと花畑の上に降ろした。赤子の小さな瞳は初めて見る色彩豊かな世界に輝き、小さな手は柔らかく花に触れた。
「このお花が気に入ったのかしら?」
母親は優しく我が子に語りかける。赤子はその言葉に答えるように笑みを返した。
「ブラックマンさん、このお花にするみたいです」
「白のアネモネか……花言葉は『希望』だ。この子に相応しい花だな」
そういってポケットからアネモネの種が入った小袋を母親に手渡した。
この花選びは城で生まれた新たな命への祝福と祈りを込めてブラックマンが始めたことだ。生まれた赤子に花を選んでもらい、種を蒔く。そしてその種が芽吹き、花を咲かせ、新たな種を宿す。小さな命の営みに人間の想いを込めて作り上げられたこの花畑はいわば希望の象徴なのだ。
母親は愛おしそうに種の入った小袋を握りしめると花畑を眺めて呟いた。
「この種もこの花畑の一部になるんですね」
その呟きは我が子の未来に思いを馳せた言葉に聞こえた。
「ええ。花を咲かせるためにも我々は我々の出来る方法で戦い続けなければならんのでしょうな」
花に囲まれて無邪気に笑う赤子の頭をそっと撫でる。その両目はしっかりと希望を見つめていた。